本システムは、平成15年度創造技術研究開発事業(経済産業省)に採択され「被写体認識・映像画面上情報制御Webカメラシステム」として開発されました。本システムは、映像上で商品(被写体)を認識し、その映像上で発注することを可能とするシステムで、現在同様な事例は世界的にないものです。昨年3月に、当社自身でWebカメラによるショッピングシステムを発表しましたが映像上に映し出される商品は店舗内の現実であり、その商品と発注システムが連動していないということが確実に利用者がその商品を買ったことの証明ができないという問題がありました。これは、特定商取引に関する法律において、ネット販売に関してクーリングオフ制度が適用されないという課題を解決するシステムでもあります。本システムの開発により、既存店舗を活用したネット販売が可能になりしかも閉店後も照明をつけておくことにより24時間の営業ができることになります。被写体認識システムは、カメラのパン(横移動)チルト(縦移動)ズーム(拡大・縮小)に同期しており、店内全体及び一部分の視野範囲への制御も可能です。
本件に関わる特許出願をすでに2件完了している。本システムは、当社開発の全方位映像誘導システム【V-mvi】と合体することにより、商店街やショッピングセンターのシステムとしてより差別化されたシステムとなる。 合体したシステムについては、平成16年度財団法人地域総合整備財団の「e-地域ビジネス」に採択され、つくば市の支援事業として当社を含め地域12社で「バーチャル&リアルタイムショッピングストリート構築事業」を実施する予定である。