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 [2010年07月29日] 音声入力ホームページ発信管理システムの開発

デジタル・デバイドの問題解消、仕事中・運転中、手や目が不自由な障害者でも容易に情報発信を可能とするため音声入力によるホームページ発信のシステムを開発しました。
  1. 開発の目的:デジタル・デバイドの解消

     当社では、地域中小企業等事業者向けのホームページ発信システムである@WEBや@PAGEのシステムを既に提供しています。
    @WEBや@PAGEは、地域の中小企業等の事業者が容易にホームページを更新できるようにウェブカメラによる画像の取得やウェブ上での画像処理、携帯電話での画像や映像を含むホームページの更新を可能とするコンテンツマネージメントシステム(CMS)を提供しています。
     しかしながら、地域零細企業や農業者等の情報発信においては、利用者が高年齢や習得の時間がない等、パソコン等利用におけるデジタル・デバイドの問題があります。
    特に文字をキーボードで入力することが課題となっていますが、デジタル・デバイドの問題解消、手や目が不自由な障害者でも容易に情報発信を可能とするため音声入力によるホームページ発信のシステムを開発しました。

  2. 開発システムの内容

    (1)音声認識システムの課題
     音声認識システムは、方言や音声の強弱、周囲の雑音等で入力される音声によって必ずしも正確なテキスト変換がされません。
    インターネットに発信する場合、正確な文章で発信されることが必要となります。
    そこで、入力者自身又はサーバ運営者が確認・修正して発信するシステムが必要となります。

    (2)システムの概要
     パソコンにマイクを接続し、テキスト入力画面で入力枠を選択し、マイクで入力したい題名や文章を話します。
    音声認識システムで文字に変換され、テキスト入力画面にテキストが入力されます。また、同時に音声が保存されます。
    入力画面において送信を押すと、ホームページ(HTMLデータ)が生成され、ホームページと音声がウェブサーバに格納されます。
    格納されたホームページと音声は、別途、管理画面に一覧表示され、その管理画面において、入力した音声を聞いてテキストが合っているかどうかの照合、及びテキストの修正ができるようになっています。
    正確に変換されていない場合、修正を加え正式な発信が可能となります。

    (3)データセンター機能
     入力者が修正を行わないことを前提として、音声を入力し送信を押すと同時に、管理者にメールが送信され、管理者側のユーザー管理システムに一覧表示され、管理者が修正するデータセンター機能もあります。

  3. 応用の可能性背景について 

    (1)デジタルデバイドの解消による情報発信活用
    (2)手や目の障害者等のインターネット活用
    (3)仕事中・運転中におけるインターネット活用
    (4)携帯電話音声入力によるインターネット活用

    本システムに関するお問い合わせは、お問い合わせフォームからお願いいたします。